2023年9月24日に参加した「村岡ダブルフルウルトラランニング」の様子を紹介します。
村岡ダブルフル ウルトラ ランニングとは
日本屈指の山岳ウルトラマラソン。
今回で26回目をむかえ、コースは 100㎞、88km、66km、44km、ウォーキング26km。
1000m級の蘇武岳を代表とする山々を走るアップダウンが激しく、厳しいコースで有名。
うってかわって、
運営、エイド、地元の方の応援がハイレベルで、補給食もバラエティに富み、充実しています。
一度走れば、クセになる大会。
でもって、私も何度も100㎞に出ています。
遠征日程
100㎞のスタート時間は朝5時のため、前泊することに。
とは言え、今回は宿ではなく車中泊を決行しました!
9月23日(土)レース前日
昼12時過ぎに車で家を出発。
途中、サービスエリアで昼食をすませ、歓迎祭の会場である村岡体育館へ。
会場では、太鼓あり、高校生の踊りあり、通算24回出場者のレジェンド3名の方へのインタビューコーナーなど、終始アットホームな雰囲気で選手たちを盛り上げてくれます。
このへんからして、おもてなし感がスゴイ!
この日の車中泊の場所は、「道の駅 神鍋高原」。
同じ敷地内に「神鍋温泉 ゆとろぎ」という風呂も併設されていて、車中泊OKの道の駅です。
トイレ・自販機も充実していて、宿泊するにはもってこいです。
村岡ランナーさんも車中泊されているようで、30台以上の車がとまってました。
9月24日(日)レース当日
レース当日はこんな感じです。
・3:00 起床&朝食 @車中
・4:10 会場へ出発
・4:25 駐車場の村岡中学校着
・4:35 スタートのエアアーチ周辺で仲間と合流&撮影など
・5:00 スタート
・16:30頃 ゴール
・18:10頃 会場をあとに、風呂「神鍋温泉 ゆとろぎ」へ
・20:00頃 帰宅にむけて出発
前日に準備していたので、起床から朝食までテキパキとこなし、会場までスムーズに行けたのは良かったです。
当日はレースに集中したいので、朝ゴハンや着替えの事前準備などは大切ですね!
コース解説
約40~70㎞の間で、蘇武岳を往復するコース。
今回、ココが最大の難所でした。
坂道を「登っては下り」の繰り返しで、体力や走る気力のようなモノが吸い取られる感じ。
だんだんと体と気持ちが重くなってきて、「ホンマに完走できるのか?」と不安もよぎる。
今回のコースは、折り返しポイント多く、往復ですれ違う距離も長いため、多くのランナーがすれ違うようになっています。
ランナー同士のすれ違いエールが大きな支えになりました。
(コース上の太くなってる線が往復コース)
アップダウンはこんな感じです。
見ているだけなら「ふ~ん」って感じですが、実際走ったら激坂にホンマにやられます!
レース振り返り
レース展開、エイド、完走率の計数についてそれぞれ簡単に振り返ります。
レース展開
前半は順調に進めました。
40㎞地点ぐらいまでは、平均キロ5分半ペースぐらいで刻めました。
例年の印象と違い、暑さがマシで午前中は特に涼しく、「いかに涼しいうちに距離を稼ぐかだな」と考えて走ってました。
蘇武岳に入っていくにつれて徐々にペースダウンし、蘇武岳のアップダウン(65㎞ぐらい)で、足を上げることが辛くなり、ついに歩くこともありました。
それまでは足の痛みもありませんでしたが、70㎞地点ぐらいで右足の付け根付近が痛み出し、ここで1錠目のロキソニン投入。
一旦、回復しつつも78㎞ぐらいで痛みが再発、下りですら歩くことに。
このタイミングでロキソニン2錠目。
そこから、右足の膝あたりも痛み出し、3錠目、4錠目と次々にロキソニンを投入。
ついに全て飲みつくしてしまった。
80㎞以降は、痛みがあるのか無いのか、よく分からん状態でゴールのことだけ考えて気力で走り続けていました。
蘇武岳を攻略して、「これで一安心」と思ってましたが、その後の一二峠(ほいとうげ)の往復もかなりのパンチありました!
蘇武の後に、一二峠とは、「やっぱり村岡はタダではかえしてくれへんな!」と痛感。
エイド
村岡ダブルフルのエイドは、いつも充実しています。
今回は、直前にコース変更があり、「エイドが簡素化されているかも、、」と心配してましたが、おもてなし精神は健在!
個人的な見解ですが、ウルトラの完走は走力も大切ですが、胃腸の強さもめちゃくちゃ大切だと思っています。
水分中心であまり食べない人や、胃腸の弱い人はDNFしている方が多いような気がします…。
なので、意識的にしっかり食べるようにしており、食欲がそそられる村岡のエイドには、ホント感謝です。
写真には無いですが、カレー、そうめん、但馬牛、おしるこ、お好み焼き、ピザ、プリン、フルーツ各種と盛沢山です。
完走率などの計数
どの種目も女子の完走率が男子よりも少し高い!
男子100㎞のフィニッシュ数が296名。
上位20%以内に入れたのは良かったです。
レース前に考えていた決め事
・レース1週間前から禁酒 〇
・レース中は戦略的に歩く 〇
・エイドなどで座って休憩しない 〇
今回、考えていた決め事は3つ。全て守れました!
レース1週間前から禁酒
レース前の1週間は飲みませんでした。
正直、
これに意味があるかどうかは分かりませんが、気持ちの問題ということで。
レース中、ふと頭によぎるのが、「飲んでないから頑張れる!」という不思議な前向きな気持ち。
少なからず何がしか、プラスに働いたと信じよう。
レース中は戦略的に歩く
今回、蘇武の上り始めはズット、走ってました。
超ゆっくりですが…。
『このまま、ずっと走ろうかな』とも思いましたが、後半の事を考えて途中で、歩くこともありました。
「歩くようにした」というよりは、「歩かざるおえない」ほど、足が痛かったのが理由ですが、、、。
エイドなどで座って休憩しない
座ってしまうと筋肉が固まり、リスタート時になかなか体が元に戻らずタイム的に遅くなってしまうので座らないでおこうと考えていました。
これは、昨年の丹後ウルトラでも実践し、達成していた良い約束事だと自分自身の中でありました。
今回の村岡でも自然と、座りたいと思わなかったです。
これは難なくクリア。
ウルトラの時のマイルールだなと。
服装と装備品
今大会の服装です。
- 帽子:On Lightweight Cap(レビュー記事はこちら)
- サングラス:JINS度付きサングラス(スポーツ用では無い)
- シャツ:On Tank-T(レビュー記事はこちら)
- パンツ:Onエッセンシャルショーツ(レビュー記事はこちら)
- ソックス:C3fit ペーパーファインアンクルソックス
- シューズ:Onクラウドサーファー
今回のシューズは、Onクラウドサーファー。
4月から、300㎞ほど履き慣らして今回のレースに挑みました。
初めて履いた時に「今年の村岡の相棒はこれだな!」と即決したぐらいクッション性や履き心地が良く、超お気に入りの勝負シューズ。
装備品としては、スマホと車の鍵、ソフトラスクを持って走るためにトレランザックを背負いました。
- パック:サロモンADV SKIN5(レビュー記事はこちら)
- 時計:ガーミンForeAthlete630J
- 水筒:サロモンソフトフラスク1本
- 給水カップ:THE NORTH FACEランニングソフトカップ
- ロキソニン4錠
- ジップロック(汗からスマホを防ぐため)
まとめ 魅力いっぱいの村岡ダブルフル!
村岡ダブルフルはアップダウンの差が激しく、ほとんど平地がない激坂コースですが、とにかくクセになる。
コースの厳しさから、ゴールの達成感がより大きく「また来よう!」と思わせてくれる。
そのうえ、運営・エイド・地元の方々の応援、全てがハイレベルで素晴らしい大会。
自然豊かな景色が楽しめるのも大きな魅力の一つです。
今回、4年ぶりに村岡ダブルフルを走りました。
やっぱり苦しく、ただではかえしてくれへんかったけど、『また来年以降も参加したいな』と思わせてくれる大会でした。
ちなみに、今回で5回目(?)の完走となりました。
(おそらく2015年の18回大会から出場していると思われます)
・2015年 18回大会 100㎞完走
・2016年 19回大会 100㎞完走
・2017年 20回大会 120㎞完走
・2019年 22回大会 100㎞完走
・2023年 26回大会 100㎞完走
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事がお役に立てれば嬉しいです。
コメント