必見!パックラフト初心者が初めに習得すべき3つの基礎技術を詳しく解説

パックラフトを川岸に置いている Activity
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パックラフト上達をめざすなら押さえておくべき3つの基礎技術を解説します!

パックラフトはカヤックと違い、初めての方でもスグに乗れて、簡単に楽しむことができます。

『その日だけ楽しんで終わり!』であれば、『楽しかったね~』でいいのですが、
もっと上手くなって上達をめざしている方もいるのでは??

そんな方は、しっかりと基礎技術を習得した方が、上達も早いし、後々になって楽しさも倍増する可能性が大です。

ここでは、パックラフト上達のための3つの基礎技術を詳しく解説していきます。

3つの基礎技術とは
  • 再乗艇
  • フェリーグライド
  • エディーキャッチ

習得するまでは、地味でハードな練習になりますが、マスターすれば醍醐味であるダウンリバーの楽しみ方も格段にあがります。

『どんな技術なのか?』、『どうやって練習すれば良いのか?』の観点から解説していきます。

下記に当てはまる人は是非読んでみてください。

こんな人におすすめ
  • パックラフトを始めたい方
  • パックラフト初心者の方
  • パックラフト上達のために何から練習したら分からない方

この記事を読めば、パックラフト上級者に近づけるようになります。

パックラフトの購入を検討されている方は「最近人気のパックラフト!国内で購入できる主要3メーカーと4つのモデル解説」もご覧ください。

再乗艇

パックラフトが沈いているトコロ
パックラフトが沈しているトコロ

再乗艇とは読んで字の如く、艇から落ちた時に再び艇に戻る事です。

パックラフトに乗っていると沈する(水中に落ちる)ことがあります。
特に初心者のうちは、艇から落ちることも多くなりがちです。

沈した時は同行者がレスキューしてくれる場合もあるかと思います。
ですが、まずは1人で艇に戻れるようにしておくことが大切です。

『いきなり落ちた時の練習か…?』と思われた方もいるかと思いますが、自分でリカバリーできると安心感にもつながります。
初めのうちに是非、練習しておいてほしい技術です。
危険回避のためにもパックラフトで川遊びする時は複数人で行くことをお勧めします。
上手な人が一緒に居るなどの安全性を十分に確保したうえで練習を行ってください。

再乗艇の手順

流れが緩やかなトコロで艇から落ちて再度、戻れるように事前に練習しておくことをお勧めします。

沈してしまって長い間、流されていると思った以上に体力を消耗します。

川の流れや状況によって再乗艇の方法はさまざまだと思いますが、私なりの再乗艇の方法をご紹介しておきます。

【手順】

  1. 沈したらまず、艇とパドルを確保します。
    艇から離されてしまうと再乗艇どころではありません。
    流されて艇と離されないうちに捕まえましょう!
  2. 艇の横側に回り込む。
  3. パドルを艇の上に横断させて、片手でパドルを上から押さえつける。
  4. もう片方の手と腕の全面を艇の淵に這わす。
  5. バタ足やドルフィンキックを使って一気に艇に乗り込む。
  6. 乗り込む時できるだけ反対側の淵や中央部まで体重が乗るよう手と足の力を最大限に活用する。

【注意点】

  • 下半身が艇の下に潜り込まないように注意する。
    潜り込んでいるとバタ足、ドルフィンキックの力が効かなくなる。
    そのため、艇より下流側から再乗艇することがポイント。
  • 流れがきついトコロでの再乗艇は難しく、緩やかなトコロまで安全を確保して移動し、再乗艇をするのがお勧めです。
  • ぶ厚いPFDは艇の淵にひっかかりやすいので、注意する。

再乗艇に失敗して、何度もチャレンジしていると体力・腕の力がなくなってきて、より再乗艇がしづらくなるので、1発で再乗艇を成功させる事を心掛けることもポイントです!!

是非、自分なりの再乗艇の方法やコツをつかんでおいてください。

フェリーグライド

フェリーグライドしている後ろ姿
フェリーグライド中

フェリーグライドとは流れの力を利用して本流を横切る技術です。

ただ川を横切るだけでなく、岩やホールなどの障害物を避けるために流れを乗り換えるときによく使うのでパックラフトなどを楽しむときに絶対に習得しておくべき基礎的なテクニックです。


パドルの使い方、艇の傾け方、流れと艇のバランスのとり方など、パックラフトの操作性を上げるための多くの基本的技術が必要となる技です。

フェリーグライドの手順

再乗艇と同じく、初めは流れが緩やかなトコロでの練習から始めることをお勧めします。
いきなり、流れが激しいところでは、どんどん下流に流されてしまい、コツを掴むことができません。

【手順】

  1. 艇を上流に向けて適度な角度をつけて漕ぎあがるようにパドリングします。
    *水の流れの強さによって角度は変わります。
  2. 角度を維持したままパドリングをつづけます。
    この時、艇を下流側に傾けて水の流れを艇のボトム側に通す事がポイントです。
    反対に上流に傾けてしまうと艇のデッキに水が入り、沈しやすくなります。
  3. 本流を抜けたら艇の傾けを立て直します。

フェリーグライドの解説として O‘styleパドルチャンネル さんの動画が非常に分かりやすく参考になります。
カヤックでの解説ですが基本技術は同じです。

反復練習していくうちに下流に持ってかれないで渡れるようになります。
フェリーグライドも地道に反復練習して、ある程度の流れのなかでも反対側の岸に渡れる練習をしておくことが大切です。

横移動が自在にできるとルートの選択肢が格段に上がります。

エディーキャッチ

パックラフトでエディーキャッチしている
出典:O’styleパドルチャンネル

エディーとは 川の中の岩や川岸の地形によって川の本流の流れがさえぎられ、本流の向きと逆に向かう流れができている場所。

エディーキャッチとは エディーにボートを進入させること。
エディーに入ると流されなくなり、パドルで漕がなくても留まっていられます。

エディーキャッチができると、川の中でも止まることができ、一休みして景色を楽しんだり、後続の仲間を待ったりとパックラフトの楽しみ方の幅が広がります。

エディーキャッチの手順

エディーキャッチするためには、コース取りとパドルの色々な使い方の組み合わせが必要です。

【手順】

  1. エディーラインに対して直角に近い角度でパックラフトを進入させる。
  2. パックラフトは反転流に押されて自然と上流側を向く。

【注意点】

  • 進入時のスピードが足りないとエディーラインを越えた瞬間に急回転してしまう。
  • エディーの奥に入りたいときは、十分にスピードをつけて進入しましょう。

エディラインとは、エディと本流の境目。線状に水の盛り上がりがでできている。

こちらも O‘styleパドルチャンネル さんの動画が非常に分かりやすく参考になります。

ダウンリバーでのエディーキャッチは『川幅のどこを通るのか?』といったラインを意識することが大切です。
また、 『 流れをどう使うか?』、『パドルをどう使うか?』、『重心の向きは?』など複合的にバランスをとる必要があります。

まとめ

パックラフト初心者の方が練習しておくべき3つの基礎技術をご紹介しました。

3つの基礎技術とは
  • 再乗艇
  • フェリーグライド
  • エディーキャッチ

再乗艇は、艇から沈した時に再び艇に自分で戻る技術。
フェリーグライドは川を横切る技術。
エディーキャッチは、エディーに入り艇を止める技術。

再乗艇は自分の身を守るため。
フェリーグライドとエディーキャッチはパックラフトを楽しむための重要な操作方法が身につく基本スキルです。

どれもまずは、流れが緩やかな場所でトライしておくことが大切です。

できるようになればもう少し強い流れの中でチャレンジしていってください。

経験を積んでいくうちに自然と流れの強さや変化を見極める力もついてくるはずです。

初めての川や、水量が多く流れが強い状況では、そこでフェリーグライドやエディーキャッチができるかどうかが『下るか、やめるか』の判断基準になります。

技術を上げていくためには、チャレンジすることも大切です。
上手な人が一緒にいるときなど安全性が確保されている状況を整えたうえで少しづつ上達していけるようにチャレンジしていくことをお勧めします。

川遊びは常に危険が伴います。
初心者の方は特に1人で川に行かないようにしてください。

複数人で楽しむことをお勧めします。

最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事がお役に立てれば嬉しいです。

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