毎週50㎞以上は走ることを習慣にしています。
タイムを意識して追い込むような練習はせず、その日の気分で少し頑張って速く走ってみるぐらいのことを繰り返しています。
漠然と「サブ3とかできたら良いな~」とか考えますが、この調子では実現が望めません。
それどころか、
最近年齢を感じることが多くなり「一体いつまでこの調子で走っていられるのだろう?」と思うようになってきました。
そんな時
『人は何歳まで走れるのか? 不安なく一生RUNを楽しむヒント』という本を目にしました。
「何か参考になるモノがあるかも?」と思い、早速読むことに。
内容は人生の諸先輩方や専門家の方、様々な人のランとのつきあい方の聞き書きです。
1つ1つが短くコンパクトにまとめられているため、ともても読みやすいです。
加齢とRunの気になる関係を知る以上に、
「走る」ことの楽しみ方を先人を通して、いろんな角度から学べる本になっています。
「明日もまた、走ろう!」とランナーの背中を押してくれる一冊です。
話し手は著名な方も多く、バラエティ豊富
ミドルから御年99歳のランナーまで話し手の方がバラエティに富んでおり、様々な角度から刺さる言葉があります。
- 高橋尚子(シドニー五輪 金メダリスト)
- 金哲彦(プロランニングコーチ・解説者)
- 茂木健一郎(脳科学者)
- 福田玲三(99歳現役ランナー)
など多岐にわたる先駆者やプロ15名が話し手
私のハイライト
高橋尚子さんの章で。
「走る」ということは、100人いたら100通りの楽しみや意味があると思いますが、私はシドニー五輪で金メダルを取ったことで人生が大きく変わりました。
私自身、現役時代は1分1秒を縮めることで人間の限界に挑戦することを楽しみのひとつにしていましたが、現在はそうではありません。現代社会は携帯電話、インターネット、テレビなど情報過多で自分自身を見つめ直す時間をなかなかつくれません。その点、走っているときは悩んでいることや考えなければいけないことに真摯に向き合うことができ、しかもランナーズハイという言葉もあるように、前向きな答えが出やすくなり、自分の気持ちも楽になります。それが現在の私にとっての「走る」ということの意味だと思います。
99歳現役ランナー福田玲三さんの章では。
こうして国内外のマラソンに参加できるのも、日本の近隣に戦争がないからだと思わずにはいられませんでした。
大会に出てスタートにつける幸せ、自分の足で確かめる楽しみ。平和じゃなくちゃ走れないから。
走ることを通して感謝する対象、視点が大きすぎる。
何とも重みのある一言。
読後の印象
「走る」ことの楽しみ方を先人を通して、いろんな角度から学べた。
中高年ランナーのみならず、あらゆる状況のランナーの方に勇気とヒントをくれる一冊だと思います。
話し手一人一人の内容がコンパクトにまとめられており、気軽に読めるところも良し!
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事がお役に立てれば嬉しいです。
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